2019-04-30

ブランドデザイン会社のこと、そしてYOU !!

現在13期目で今年14期目に踏み入れようとしている事がなかなかの奇跡なんじゃないかと感慨に耽るわけですが、少しだけ褒めたい気分にもなるんですよね。何しろ、どこかの親会社からのスピンオフやスピンアウトで助走をつけた訳でもない。顧客や見込み客が居た訳でもない。ブランドデザインを中核事業と始めるには経験も知見も実力も足りない。ブランドデザインという性質上、押し込み営業は馴染まない。ブランドオーナーと膝を突き合わせなければ経営や事業に直結するブランド戦略を特定することはできない、つまり下請け仕事はできない。人的・資金的リソースはカツカツ。「ブランディング? 何それ?」そんな風なご時勢。だーれも知らないぽっと出の会社。理想に燃えてわざわざ難易度の高い選択をしたものの、こんな調子で一体ここまでどうやって来れたんだろう。本当に不思議でなりません。巡り合わせの運だけで何とか生き延びてきたように思います。持ち前の性質として恐らくストレス耐性があること、何が起こっても良く眠る事はささやかな才能かもしれません。

今思えばこの会社の創業にまともな勝算や戦略などあったはずもなく「とにかく喜ばれる仕事がしたいんだ、嘘っぽいダサい仕事はもう嫌なんだ」という奥平の渇望感や衝動から生まれたもの。過去には装置産業で相当手痛い体験を経ていたこともあり「知的産業ならどうやったって凌げるだろ」という危なっかしい自信と“我慢比べ上等”の腹づもりだけは堂々と始動したものです。で、ようやく少しづつ「ブランドデザイン」が認知・浸透して来たように感じられたのは設立から5〜6年程経ってからでしょうか。そんな中でも「地方でそんな事業は厳しいよ」「東京拠点に重点を置いた方がいい」そうした事を度々指摘されました。人を増やしてみたり、そして去って行ったり、全ては経営トップの迂闊さなのですが、人を育てる事やチーム作り、これを支える経営基盤の強化策など悉く失敗ばかり、しかしただでは転ばぬ。ブランドデザインの仕事はリサーチ・診断・設計(構想)・ディレクション・コンサルティングを戦略とクリエイティブ+α(art)で実体化する能力が問われるものでした。

こうしたデザイン分野は涼しげに颯爽と美しい仕事をしているかのように普段から思われがちなのですけど、それは断片。いえいえ結構に相当に泥臭いものです。それでもブランドデザインの仕事はいつも刺激的で、新しい世界、新しい人、新しいテーマ、新しい場所、新しい領域、新しい技術に出会わせてくれます。人や社会や美しさに強い関心があるならば、これ程に恵まれた仕事も他に思い当たりません。何とか期待に応えよう、より良い状態をデザインしようと藻掻きながら、少しずつ手応えを掴み、着実に血肉化され続けています。ORIGAMIはノウハウやメソッドを割とオープンにしているのですが、理論的な理解と現場での実践とでは大きな距離があることを身を以て知らされたからです。ブランドデザイン会社として新しい時代にどんな展開が出来るのか、何が残せるのか。膨張する情報と粘菌のようにネットワーク化し続ける先端技術。手段をキャッチアップすることに特別な意味が有るとは思えない。先に在るべきは次代のコーナーを構想するコンセプト、そこに必要な技術をアサインすれば良い。これは正にブランドデザインの見せ所だと思います。

 

新しい時代の社長(CEOでも良いけど)候補、我こそはと思うあなた、知的大海原にコンタクトしてみなよ!(笑)

others

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA