2020-06-30

みなさん、お元気ですか

やっぱり自粛ムードというのは進行形で続いていて、あまり表立ってキャピキャピ(滅語)浮かれた行動や話題は控えてしまいますね。

ここは沖縄ですし、隔たった経済のポートフォリオは、ほぼ第三次産業に占められる観光立県、そして島嶼県。限られた蛇口からの流入が制限されれば、容易に干上がってしまいます。事業者との会話の中でも個別に様々に抱えている世界があることも知っていますから「ピンチはチャンスだから!」とか無邪気には言えないですね。どうしても空気を読んでしまう。切迫している(と解釈している)渦中に置かれている時に人の話が耳に入らない事は、自らを振り返って重なります。とにかく視野狭窄になりがちです。

個人的には、そもそも内向的な性格で社交の機会も少なく、また、自慢できる事でもないのですが潔癖な観念の持ち主であったりで、私生活自体にはほとんど変化がない。強いて言えば大叔母の入居する老人介護施設に面会へ行けなくなった事や肺を患ったことのある義母との接触を避けている事、二つ三つ行事を見送った事くらいです。

仕事においてはいくつかの変化や気づきがありました。

①予定されていた取材や撮影が困難となったことやクライアント側の業務体制変更に緊急を要す事等の理由で複数のプロジェクトがリスケジュール。

②在宅勤務においてはデータはクラウドでも共有しており、また、デザイン会社優位かもしれませんがリモートは従来からのスタイルでもあったためナチュラルにスイッチ。

③オンラインミーティングでは画角の中で全てをプレゼンテーションしなくてはならず、“絵”としての整った様や音声も含めたサウンド環境の整備、それに応じたマシンの増設、スペック増強等の投資。

また、これが最も驚いた事ですが

④一度もリアルで会う事なく、新規のご依頼やプロジェクトが複数発生(もちろんクライアントと直接のお仕事)。

これは、E-mailやお電話で初めてコンタクトをいただいたクライアントとオンラインで初めての挨拶を交わし、お話や問題意識を伺い、セッション、リサーチし、要素要件を特定、見積もり、そして契約締結、プロジェクトスタートの流れ。

これまでも遠方や県外のクライアントとは一度も面会せずにお仕事がスタートしたり、ある程度関係性が醸成されてのオンラインミーティングはありましたが、スタートからゴールまで一切、同じ空間で対面する事なく完結する流れは今般の世情がもたらしたものです。会える時が来たならぜひ、という相互の了解もあり、一切の不都合が無い。

その上で「聞く・話す・書く・見せる」といった基本的な所作や能力がシンプルに問われているように思います。何しろ画角の中だけで成立する・させる訳ですから、良くも悪くも相手方には強化されて映る事でしょう。クライアントにとっては実際に複数回会って人間関係が生じた時の「何となく断れないんだよな…」といった心理的な障壁も少ないため、ダメだと判断すればE-mail一通でアッサリ終えることができます。

そうした中、4月5月に飛び込み営業にいらした地元の老舗企業が3社ありました。私も営業経験者ですからご苦労は分かります。ただ、透けて見える我由の態度から致命的に事業体としての美意識が異なることを感じました。

さて、みなさんお元気ですか。今の時世では能天気で不謹慎な挨拶だと思われますか。昭和の方なら懐かしいフレーズかもしれません。私はバブル終焉の後に社会へ出ましたので遠巻きですが、当時も確か自粛ムードがあり「みなさん、お元気ですか」というひょんな語りがカットされたんですよね。このタイミングで改めて見返すと味わい深いCMでした。その頃の時代背景と比較する事はできませんが、ここは長いレースと構えてのペース配分、時に右往左往しながらも、やはり鷹揚とありたいと想うこの頃です。夏至のご挨拶でした。

 

 

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